機能回復と家庭復帰を目指す
回復期リハビリテーション病棟
主に、脳血管疾患や骨折により身体機能が低下した患者さんに、在宅復帰・社会復帰をめざし、早期かつ集中的にリハビリを提供する専門病棟です。平均で毎日2時間以上リ ハビリを実施します。リハビリスタッフ・看護師・ケアワーカー・医師・医療相談員、薬剤師、栄養士などが1つのチームとなり地域・在宅部門と連携して、機能回復をめざします。3
基準が決められています
対象となる疾患
対象となる疾患 | 最大入院期間 | |
1 | 脳血管疾患・脊髄損傷の発症または手術後2ヶ月以内の方 | 150 日 |
2 | 大腿骨・骨盤・脊椎・股関節・膝関節の骨折の受傷または手術後2ヶ月以内の方 | 90 日 |
3 | 外科的手術または肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術または発症後2ヶ月以内の方 | 90 日 |
4 | 大腿骨・骨盤・脊椎・股関節または膝関節の神経・筋または靱帯損傷後1ヶ月以内の方 | 60 日 |
5 | 股関節または膝関節の置換術後1ヶ月以内の方 | 90 日 |
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リハビリテーション
プログラムに
ご本人及びご家族が
積極的に参加できる方
リハビリスタッフよりご挨拶
当院のリハビリテーションの歴史は 30 年以上になります。当時より入院患者様をはじめ、訪問リハビリなど地域に密着したリハビリ医療を積極的に提供してきました。回復期リハビリテーション病棟では、リハビリ訓練だけでなく生活全体が機能回復・自立を促すものとし、在宅へのスムーズな移行をめざします。地域では充実した在宅サービスで支援し続けます。
元気になって住み慣れた地域に帰る
入院から退院までの流れ
1 | 入院時 | チームスタッフと患者さんで、リハビリプログラムを立てます。 |
2 | カンファレンス | チームスタッフが共同で検討し、退院に向けた目標を考えます。 |
3 | 面談 | 定期的にリハビリ計画を作成・説明し、共に目標をめざします。 |
4 | リハビリテーション | 入院時にご本人・ご家族の希望を伺い、在宅設定を行っていきます。 在宅訪問関係者とのカンファレンスを適宜行います。 |
5 | 退院に向けて | 訓練室だけでなく、病棟全体でリハビリをすすめます。 |
王子生協病院の回復期リハビリテーション病棟は、365 日間リハビリがあり、患者さん が住み慣れたご自宅・地域に帰ることを目標に、身体機能向上のための訓練と、療養場面 での生活リハビリを行っています。
患者さんの生活を考え、患者さんの社会生活への復帰を支援しています。北区・足立区・荒川区を中心に、他の地域の医療機関とも連携を取り、退院後も支援し続けます。
リハビリを行うだけでなく、集団体操や季節のレクリエーション、コーヒータイム、介 護教室の開催、ボランティアや職員による音楽会など訓練以外の時間を有意義に過ごせる ような企画も行っています。
職員それぞれの専門職種が持っている力を発揮できるように、研修、勉強会、医療活動研究発表等、多職種で努力しています。
元気になって住み慣れた地域に帰る
回復期リハビリテーション病棟へ入院を希望される場合
入院相談の他、地域連携室の相談員は支援いたします。
退院に向けて社会福祉の立場から、医療相談員が入院後も、 以下のようなご相談に応じています。
- 介護保険の案内や各種サービスの調整
- 医療費助成制度の案内
- 介護や療養の不安
- 各種制度のご紹介 など…
どうぞお気軽にご相談ください。