院長の挨拶 理念・質方針

院長挨拶

1948年、戦後の荒廃と貧困の中、自らの医療を確保するために労働者を中心とするこの地域の人々がお金と運動を持ち寄り医療従事者と組んで開設したのが、王子生協病院の前身となる労働者クラブ診療所でした。 そんな王子生協病院に、私は1988年の4月に就職しました。当時から当院は医師の研修指導に力を入れており、そんな環境に憧れて医師としての第一歩を踏み出した訳です。 2013年、新病院を開設し、民医連・医療生協の理念のもと、「いのちの平等 これからも地域とともに」をめざし、病院に来られる方だけでなく「地域の主治医・生涯の主治医」として地域の方々とのつながりを深め、地域に根差した医療活動を展開しています。 地域では不況や貧困による受診抑制や、老老介護など、患者さんを取りまく医療・介護の状況は年々厳しくなっています。当院は無料低額診療事業を開始、地域では「なんでも相談会」を実施、地域まるごと健康づくりに努めています。 これからますます高齢社会に向かう中、住み慣れた地域でできるだけ安心して住み続けられるよう、ほくとのめざす地域包括ケアの実践をめざし、行政や法人内外の各医療・介護機関との連携強化を、更に進めていきたいと思います。

王子生協病院 院長
今泉 貴雄

理念・質方針

【理念】

地域の医療要求にこたえ、安全・安心の医療を追求します。

【基本方針】

  1. 質の高い地域医療・保健予防活動を行います。
  2. 医療技術の研鑽・研修に努めます。
  3. 『医療生協のいのちの章典』を実践します。
  4. 地域の医療機関・福祉施設と連携します。